2022/09/13 19:59

撮影の前に「感じる・つながる」がある


これ以上の説明は不要かと思われますが、今日はこの内容で進めます。

撮影。それは、写真に限らず動画でも、あるいはもっと拡大して「絵画」や「造形」の分野まで大きく広げて考えてみても良いと思いますが、記録をする・形に残す・制作する。というそのアクションの前に必ず「感じる」プロセスがあることに氣がつきます。

「撮りたい」
「作りたい」
あるいは「書きたい」もあるかもしれません。
創作とは、そういう世界でしょう。

この「〇〇したい」こそが創作の原動力だと思うのです。
では、それはどこからやって来るのでしょうか。

その原動力は、
わたしは、心の中から湧き上がる熱意だと思っています。言葉による説明は不要でしょう。
では、
その心の中から湧き上がる、元の元であるパワーはどこからやってきますか?
これを突き詰める必要はありませんが、もう知っておいても良い時期を迎えたように思います。


「感じること」そして「繋がること」。
これがその答えかもしれません。

その根源は、
感じるという「心」が生み出し、
繋がるという「目に見えない世界」からやってくるのではないかと考えています。
いえ、正確には「考えて」ではなく「感じて」います。


少し前、それはこの現在の混乱期より前である2019年以前であれば、こうした発言を聞いた瞬間に「拒否」したり「スルー」したりする人たちが大半だったように感じます。
あるいは、
君は頭が狂っている可能性がある!社会に適合できない可能性がある!
と、ご丁寧にアドバイスをくださる方もあったでしょう。

しかし、
この3年近くの期間を過ごし、目を覚まし、心で感じることこそが「自分にとって最も正確で大切な道しるべ」だと氣がついた人が増えているはずです。
わかりやすい言葉に置き換えるなら、それは「直感」であり「勘」とも言えるでしょう。
また、
その直感や勘が「違和感」を感じるならば、自分とは合わない道を進んでいるというアラートであることまで理解が進んだでしょう。

逆に言えば、
違和感を感じない状態、それはいわゆる「明るく・楽しく」感じる感覚。
これこそが、自分のその時点での心の状態を示し、歩む道がそこにあることを強力に教えてくれます。


少々離れ気味ですので、テーマに戻します。

撮影の前に「感じる・つながる」がある
これは、
撮りたい・作りたい・書きたい。その氣持ちを生み出した元であり、感じるものがあったから「撮った・作った・書いた」という一つの原因と結果だと。

美しい花がそこにあったから撮ったんだ。
その一言が答に違いありません。
美しい色の対比が見えたから撮ったんだ。
その感じたものが答に違いありません。


まさに、撮影する・シャッターを押す(タップする)その瞬間よりも前に、カメラあるいはスマホを取り出して構える、というアクションを起動するパワーがそこに存在したことになります。
そのパワーがなければ、スマホやカメラを構えていないはずですから。

美しい花が放つその生命としてのエネルギーが撮影に至る原動力であり、美しいと感じた瞬間の心が、結果を生み出すプロセスを導いたと言えるのではないでしょうか。

撮影の前に、
「感じ」そして、そのエネルギーに「繋がった」から、その一枚の画像データが創られた。
そのように理解が進みます。


ここに哲学的な回帰を求めているわけではありません。
ですが、
わたしは、もう20年近く前のカルチャースクール写真/カメラクラスでお話しをさせていただいていた時から、ずっと「撮影の前にイメージありき」とお伝えしてきました。
そして、
個別クラスや個人的なお付き合いの中級・上級編としてのご縁の中でも、「感じることを大切に」とお伝えしてきました。

なぜなら、テクニック・技法を学ぶことばかりに傾注したり、あるいは機器に投資すること、最新で最高グレードの最高額機器を揃えることばかりに血眼になる事例が数多くあったからです。


それ以前に、
美しいと感じたから撮る。美しいと感じたから制作する。美しいと感じたから文字として残す。
どれもすべて、初めに「感じ・繋がっている」からこそだと思います。

そして、
いまこの2022年も残り少ない時期に及んだからこそ文字として残し・発言できること。
それは、
心は「目に見えない世界」につながっているのだということ。
もっと言えば、それこそが宇宙だとも言えるはずだということ。

作品は、こうして宇宙を経由したエネルギーが、目の前の生命と繋がることによって創り出されます。
ちょっと前なら拒否されたこと。
少し以前ならばスルーされたこと。

それこそが、心で撮るというスタイル。
心で感じ、心で撮る。
これを旧来の撮影技法・そして画像処理と複合化してゆくことで、作品に命が宿ります。



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技法を含めた解説文のあるVersionは、

です。

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